KUPO Power/選定ガイド

PowerFit 500A/800A
最適な接続を選ぶ。

定格電流、コンタクト材質、ケーブルの結線方式を比較し、機器、設置条件、文書化された使用条件に合ったコネクタをお選びください。

2つの定格。異なる組立要件。

PowerFit 500Aと800Aは、ケーブル用ソース、ケーブル用ドレイン、パネル取付ソース、パネル取付ドレインの形式をそろえた単極コネクタシリーズです。定格電流は選定の出発点です。ケーブルの結線方式、ソース(電源側)かドレイン(受電側)かの役割、正確な製品構成も重要です。

500A

150mm²止めねじ式のケーブル接続

PowerFit 500Aは銀めっき真鍮コンタクトを採用し、定格は最大500Aです。

  • ケーブル用ドレイン:150mm²ケーブル用ダブル止めねじ。
  • パネル取付ソース:M12スタッドボルト。
  • 嵌合時IP67。
PowerFit 500Aを見る
800A

400mm²圧着式のケーブル接続

PowerFit 800Aは銀めっき銅コンタクトを採用し、定格は最大800Aです。

  • ケーブル用ドレイン:400mm²ケーブル用圧着。
  • パネル取付ソース:M12スタッドボルト。
  • 嵌合時IP67。
PowerFit 800Aを見る

組立品全体で選定してください。コネクタの最大定格だけでは、設置したケーブルアセンブリの許容電流は決まりません。ケーブル、結線、周囲条件、使用条件(デューティ)は、プロジェクトの担当技術者およびKUPOとご確認ください。

選定に役立つ違い

以下の値は、本ガイドの末尾に記載したKUPO 2026 V1データシートに基づいています。ケーブル側の結線の詳細はケーブル用ドレインの機種、パネル側の詳細はパネル取付ソースの機種を指します。

パネル取付ソースとケーブル用ドレインの代表構成
選定項目 PowerFit 500A PowerFit 800A
定格電流 最大500A 最大800A
定格電圧 最大1000V AC/DC 最大1000V AC/DC
コンタクト材質 真鍮(銀めっき) 銅(銀めっき)
ケーブル用ドレインの結線 ダブル止めねじ(150mm²ケーブル用) 圧着(400mm²ケーブル用)
パネル取付ソースの結線 M12スタッドボルト M12スタッドボルト
接続方式 差し込み回転ロック、パネル取付ソースにロック解除機構 差し込み回転ロック、パネル取付ソースにロック解除機構
IP保護等級 嵌合時IP67 嵌合時IP67
挿抜回数 500 500
本体の燃焼性 UL94-V0(本体材料の等級) UL94-V0(本体材料の等級)

ケーブルグランドの適合、組立説明、寸法要件は、対象品目のデータシートでご確認ください。

コネクタを指定する前の4つの確認事項

  1. 電気的要件を定める

    使用電流、電圧、負荷パターン、想定される周囲温度をお知らせください。最大定格500Aを超える要件の場合は、800AシリーズをKUPOとともに評価してください。適合性は、組立品全体と使用条件によって決まります。

  2. ケーブルと結線を合わせる

    導体断面積とケーブル外径を指定してください。500Aのケーブル用ドレインは150mm²ケーブル用の止めねじ結線、800Aのケーブル用ドレインは400mm²ケーブル用の圧着結線を採用しています。ご注文品目のケーブルグランド、シールゴム、組立要件をご確認ください。

  3. 接続形式を選ぶ

    ケーブル用かパネル取付かを選び、次にソースかドレインかを選びます。嵌合するコネクタと、必要な相、中性線、保護接地の表示を特定してください。交換品をご注文になる前に、正確な組み合わせと取付寸法をご確認ください。

  4. プロジェクトの根拠資料を確認する

    品目のデータシート、関連する認証範囲、入手可能な試験報告書を確認してください。長時間の運転、高温になる筐体、異なるケーブルサイズの場合は、試験室での結果を新しい設置条件に当てはめるのではなく、構成の検討をご依頼ください。

PowerFit ケーブル用コネクタ
適合ケーブル仕様
単芯銅導体。ご注文の前に2つのサイズをご確認ください。裸導体がコンタクトに適合し、ケーブル全体の外径がグランドインサートに適合する必要があります。
単芯銅ケーブルの断面。オレンジの矢印はケーブル全体の外径、青い矢印は裸導体の径を示します。
ケーブル外径
絶縁体と外装シースを含めて測定します。グランドインサートの選定に使います。
導体径
絶縁体やシースを除いた裸銅のみの径です。導体がコンタクトに適合するかを判断します。
PowerFit 400A / 500A
ソース/ドレイン(ケーブル用)
導体断面積
95~150 mm²
導体径
Ø < 16.5 mm
グランドインサート別のケーブル外径
Ø 14~33 mm
CG-M4015-32
Ø 12~18 mm
CG-M4015
PowerFit 750A / 800A
ソース/ドレイン(ケーブル用)
導体断面積
185~400 mm²
導体径
Ø < 23.8 mm
グランドインサート別のケーブル外径
Ø 14~33 mm
CG-M4015-32
Ø 31~39 mm
CG-M4015-X (39)
パネル用のソース/ドレインはM12スタッドを使用し、ケーブルグランドはありません。ケーブルが適合するか不明な場合は、ケーブルのデータシートをお送りください。適合を確認いたします。

条件を明記した実測性能

KUPOの温度上昇試験報告書は、定格ごとにパネル取付ソースとケーブル用ドレインを組み合わせた組立品を記録しています。両報告書とも3時間の試験と、記録された試験構成に対するPASSの判定を記載しています。

500A 組立品試験

記録された試験電流503A
ケーブル150mm²
周囲温度25.0°C
試験時間3時間

500Aの結果を見る

800A 組立品試験

記録された試験電流807A
ケーブル400mm²
周囲温度27.0°C
試験時間3時間

800Aの結果を見る

組立品、ケーブルサイズ、周囲温度はそれぞれ異なります。これらの試験は、同一条件での熱性能の順位付け、ディレーティング曲線、無制限の連続使用定格を示すものではありません。記録された試験電流は、データシートの定格に代わるものではありません。

電源が必要な場所がどこであれ、まず負荷から考える

発電機の接続、イベントの電源分配、産業機器、ロードバンク試験は、PowerFitの導入を検討する際の用途の例です。用途名だけで500Aか800Aかが決まるわけではありません。

発電機と仮設電源

選定のご相談の際は、発電機の出力要件、配電レイアウト、ケーブル仕様、想定運転時間をお知らせください。

仮設電源について見る

産業機器と試験システム

KUPOが提案された接続を検討できるよう、機器インターフェース、運転負荷、筐体内の条件、結線の要件をお知らせください。

機器への組み込みについて相談する

ご注文前に確認すべきこと

500Aは短時間用、800Aは連続運転用ですか?

いいえ。データシートでは各シリーズを最大500Aおよび最大800Aと定格しており、両方の温度上昇試験報告書は3時間の試験について記載しています。長時間の運転を前提とした選定には、実際の組立品、負荷、環境の検討が必要です。

PowerFitはP3やITTのコネクタと嵌合できますか?

はい。PowerFit 500Aおよび800Aコネクタは、定格とキー設定が一致する対応のPhase 3 (P3) PowerSafeおよびITT Cannon Powerlockコネクタと嵌合するよう設計されています。他社製品と組み合わせた接続を指定する前に、相手側の正確な型式をKUPOにご確認のうえ、該当する認証範囲についても確認をご依頼ください。

データシートには認証についてどのように記載されていますか?

PowerFit 500Aおよび800Aは、IEC 61984に基づくTÜV Rheinland認証を取得し、CB証明書とUKCA証明書を保有しており、CEマーキング適合、RoHS指令およびREACH規則に対応しています。プロジェクトで必要な場合は、証明書の写しをご請求ください。PowerFitはUL認証品(ULリスティング)ではありません。UL94-V0は本体材料の燃焼性等級です。

IP67は切り離した状態のコネクタにも適用されますか?

いいえ。データシートには「嵌合時IP67」と記載されています。嵌合していない状態の接続部に必要な保護対策については、KUPOにご確認ください。

異なるケーブルサイズや結線方式を使用できますか?

ご注文品目の詳細をKUPOにご確認ください。この比較は、150mm²止めねじ式のケーブル用ドレインと400mm²圧着式のケーブル用ドレインを対象としています。試験結果は記録された組立品に適用されるものであり、他のケーブルサイズでの性能を示すものではありません。