データセンター設備向け電源コネクタ

機器の電源入力、発電機の接続、ロードバンク試験に使用する接続部をお選びいただけます。コネクタは、施設の電気設計、保守手順、文書化された使用条件に合わせて選定してください。

まず接続ポイントを定義する

ラックの電源入力と仮設発電機の幹線ケーブルでは、求められる要件が異なります。コネクタのシリーズを選ぶ前に、機器側のインターフェース、使用電流、電圧、極配置、物理的な設置条件を確認してください。可用性と保守性は、コネクタ単体ではなく電源構成全体によって決まります。

機器インターフェースから選ぶ

PowerFit

単極のケーブル用ソース、ケーブル用ドレイン、パネル取付ソース、パネル取付ドレイン。4つの電流レンジすべてをご覧いただけます。

PowerFitを前提に設計された発電機接続、ロードバンク、仮設幹線のインターフェース向け。4つの電流レンジすべてを比較できます。

K-LOK

150Aおよび400Aのカム式単極コネクタ。ケーブル用とパネル取付の両タイプをご用意しています。

K-LOKカム式接続を指定している発電機や試験機器向け。機器が求める電流レンジと嵌合インターフェースを正確にお選びください。

CEEコネクタ

多極の産業用プラグ、コネクタ、レセプタクル、機器用インレット。電流、極配置、電圧、保護等級を組み合わせてお選びください。

対応するIEC 60309産業用プラグ&ソケット(CEEコネクタ)入力を指定している電源分配ユニット(PDU)や自動切替スイッチ(ATS)向け。機器側のプラグまたはソケットの構成を正確にご確認ください。

コネクタの最大定格は、部品としての上限値です。嵌合する両側の部品、ケーブル、結線、筐体、使用条件を含めた接続全体で選定してください。コネクタの定格が大きいというだけでは、組み立てた回路の許容電流は決まりません。

A系統とB系統の給電を識別できるようにする

電気的構成とキー位置が同じ2つのCEEコネクタは、嵌合インターフェースも同じになる場合があります。CEEのキー構造だけでは、施設のA系統とB系統を区別することも、ケーブルの差し違えを防ぐこともできません。

給電系統の識別は、施設設計、ケーブル配線経路、表示ラベル、運用手順の中で定めてください。通電前に実際の給電経路を確認してください。コネクタの選定だけで、データセンターのTier分類が確定したり、保守中の給電継続が保証されたりすることはありません。

使用条件全体で選定する

  • 電流と発熱:コネクタの定格は、ケーブルサイズ、結線、筐体内の条件、想定される負荷パターンとあわせて確認してください。部品の最大定格は、あらゆる組立品について検証済みの連続定格ではありません。
  • 電圧:選定には定格使用電圧を用いてください。たとえばPowerFit 500Aおよび800Aのデータシートには、最大1000V AC/DCという定格と、これとは別に4500V ACの試験電圧が記載されています。試験電圧は使用電圧ではありません。
  • 故障条件:機種ごとの短時間耐電流とピーク電流の根拠資料を入手し、施設の保護装置と協調させてください。条件の記載がない短絡耐量の数値だけでは、発電機接続用の組立品を承認する根拠になりません。
  • 保護等級:仕様として記載されている場合の嵌合時IP67は、コネクタ単体の条件です。接続パネル全体や、切り離した状態のインターフェースに自動的にその保護等級が適用されるわけではありません。

試験データはその適用範囲内で活用する

KUPOが公開しているPowerFit温度上昇試験報告書は、特定の500Aおよび800A試験用組立品を記録したものです。試験した構成を検討する際には有用ですが、汎用のディレーティング曲線を示すものではなく、あらゆるケーブル、筐体、周囲条件を検証するものでもありません。

型式の識別情報、組立説明書、該当する認証書類、施設の点検記録はまとめて管理してください。試運転と保守時の点検内容は、責任を持つ電気担当チームと取り決めてください。

電源遮断と保守アクセスを計画する

施設の開閉、電源遮断、インターロックの構成は、コネクタとは別に仕様を定めてください。差し込み回転ロックやロック解除機構があっても、コネクタが負荷開閉器になるわけではありません。接続と切り離しは、機器の取扱説明書と現場で承認された遮断手順に従って行ってください。

データセンター向け接続仕様書を準備する

機器インターフェース、該当する場合はA/B系統の識別方式、使用電流と電圧、ケーブルと結線の詳細、パネルレイアウト、設置環境、故障時の耐量要件、仕向け市場をお知らせください。また、ご依頼がラック入力、発電機接続ポイント、試験用接続のいずれに関するものかを明記してください。

データシートと選定資料

機器に合った接続方法を見つける

お問い合わせの際は、接続インターフェース、電気的要件、ケーブルの詳細をお知らせください。

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